
3年で60PDU、私のPMP維持計画:最初のPDU承認メールから公開します
PMPの資格維持ルール(3年で60PDU、教育35以上、Giving Back 25以下)と最初のPDU承認メール、年度別・タレント・トライアングル別の3年計画、申請とエビデンスの残し方をまとめました。
パート 11 / 15
PMPは、合格メールを受け取ったら終わりという資格ではありません。3年以内に60PDUを満たして更新しないと、PMPのままではいられません。私は合格から2か月ほどたった8月31日に、最初のPDUになったウェビナーを見ました。
3行まとめ:PMPは3年ごとに60PDUが必要で、そのうち教育(Education)が35以上、さらにタレント・トライアングルの3領域それぞれで8以上を満たさなければなりません。私の最初のPDUは8月31日に見たPMIのウェビナー1本で、9月3日に1.00PDUとして承認されました。私の3年計画は教育42にGiving Back 20を足した62PDUで、教育だけなら月1PDU強、ウェビナー1本分くらいです。
第10回で3つの資格を比べたときに見たとおり、維持に必要なPDUはPMPが60といちばん多くなっています。今回は、その60を実際にどう満たすのか、最初のPDU承認メールから3年計画まで、そのままお見せします。
PMPの維持ルール(CCR)をひと目で
PDU(Professional Development Unit)は、資格を維持するために積み上げる学習・貢献のポイントです。3年ごとにPDUをどれだけ、どんな種類で満たすべきかを定めたルールを、CCR(Continuing Certification Requirements)と呼びます。
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| サイクル | 3年(PMPを取得した時点から) |
| 必要なPDU | 60 |
| Education(教育) | 35以上、そのうちWays of Working・Power Skills・Business Acumenで各8以上 |
| Giving Back(貢献) | 最大25(そのうちWorking as a practitionerは最大8、1サイクルに1回) |
| 繰り越し | サイクル最後の12か月に獲得したPDUのうち60を超えた分、最大20 |
| 更新料 | 会員$60/非会員$150 |
タレント・トライアングルの3領域
教育PDUは、PMIがタレント・トライアングル(Talent Triangle)と呼ぶ3つの領域に分かれます。
- Ways of Working:予測型、アジャイル、ハイブリッドといった働き方と、それに合った手法
- Power Skills:リーダーシップ、コミュニケーション、共感といった対人スキル
- Business Acumen:プロジェクトを組織の戦略と結びつけて判断するビジネス感覚
3領域に8ずつ、合計24は必ず振り分けて満たす必要があり、残りの11はどの領域でもかまいません。教育は35を超えても上限はありませんが、Giving Backは25までしか認められません。つまり、60のうち最低35は学んで満たす仕組みです。
最初のPDU:8月31日のウェビナー、9月3日に承認
私の最初のPDUは、PMIのウェビナー1本でした。8月31日に「Why Some Projects Fail: The Sponsor's Role」を見ました。PMPを勉強した人なら、タイトルを見ただけでスポンサー絡みの問題がいくつか思い浮かぶはずです。このウェビナーでPDUを申請したところ、9月3日に承認メールが届きました。
2026年9月3日に届いた最初のPDU承認メール。8月31日に見たウェビナーが1.00PDUとして認められました。PMI IDと申請番号は伏せています。
メールを見ると、ウェビナー1本が3つの領域に分けて計上されています。Ways of Working 0.25、Power Skills 0.25、Business Acumen 0.50で、合計1.00PDUです。領域ごとの最低8は、こうして少しずつ積み上がっていきます。
資格を取ったあとも学びは続く
最初のPDUを受け取って、思ったことがあります。PMIは、資格を取ったあとも学び続けるように後押ししてくれる、ということです。会員なら無料で見られるウェビナーや講座が多く、それをこまめにチェックすることが、そのまま資格の管理であり勉強にもなります。受講した分だけPDUが自動で積み上がるか、簡単な申請だけで認められます。
試験対策のように歯を食いしばってする勉強ではないので、むしろ3年間コツコツ続けられそうです。
私の3年計画:教育42+Giving Back 20=62
私のサイクルは、2026年7月にPMPを取得した時点から3年、つまり2029年7月ごろまでです。60ぴったりを目指すと、ひとつでも予定が狂えば最後に追い込まれるので、2PDUの余裕を持たせて62に設定しました。
| 区分 | 1年目(2026.7〜2027.7) | 2年目(2027.7〜2028.7) | 3年目(2028.7〜2029.7) | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| Ways of Working | 4 | 4 | 4 | 12 |
| Power Skills | 5 | 5 | 5 | 15 |
| Business Acumen | 5 | 5 | 5 | 15 |
| Education小計 | 14 | 14 | 14 | 42 |
| Giving Back:教育委員会でのボランティア | 4 | 4 | 4 | 12 |
| Giving Back:Working as a practitioner | – | – | 8 | 8 |
| Giving Back小計 | 4 | 4 | 12 | 20 |
| 合計 | 18 | 18 | 26 | 62 |
1年目の数字には、すでに受け取った1.00PDU(Ways of Working 0.25、Power Skills 0.25、Business Acumen 0.50)が含まれています。
ルールに合っているか検算すると、こうなります。
- 教育42:最低35を満たす
- Ways of Working 12、Power Skills 15、Business Acumen 15:すべて領域ごとの最低8を満たす
- Giving Back 20:上限25以下。そのうちWorking as a practitionerの8は上限8ちょうど
- 合計62:60を満たす
数字を決めるときには、いくつか基準がありました。
- Power Skillsは多めに。試験でPeople領域がBelow Targetだったので、対人スキルは少し多めに積んでおくつもりです。
- Giving Backは20まで。25まで認められますが、学ぶ側を減らしたくありませんでした。
- Working as a practitionerは3年目に。1サイクルに1回しか申請できないので、最後の年にまとめて申請する予定です。
どこで満たすか
| どこで | 分類 | 3年間の目標 |
|---|---|---|
| PMI会員向けウェビナー・eLearning | Education | 18 |
| ProjectManagement.com | Education | 12 |
| PMI韓国支部の月例セミナー・PMコラムセミナー | Education | 12 |
| PMI韓国支部 教育委員会でのボランティア | Giving Back | 12 |
| Working as a practitioner | Giving Back | 8 |
| 合計 | 62 |
- PMI会員向けウェビナーとeLearning。会員なら無料で受講できるものがあります。年6PDUなら、2か月に1本のペースです。
- ProjectManagement.com。PMIのアカウントと連携しておけば、PDUが自動で登録されます。
- PMI韓国支部のセミナー。支部のイベントは教育PDUとして認められます。毎月のセミナーにはPDUが付き、隔月開催のオンライン「PMコラムセミナー」(PM 칼럼 세미나)は会員なら無料です。
- 教育委員会でのボランティア。支部でのボランティアはGiving Backとして認められます。PMI韓国支部の教育委員会については、第15回で改めてお話しします。
- Working as a practitioner。PMPに関連する仕事をしていること自体がGiving Backとして認められる項目です。最大8、1サイクルに1回です。
PDUの申請とエビデンス、こう管理します
どこで:CCRS
PDUは、PMIのCCRS(Continuing Certification Renewal System)に登録します。myPMIのダッシュボードから入れます。ProjectManagement.comのようにアカウントを連携しておけば自動で反映されるものもあれば、私の最初のウェビナーのように自分で申請して承認を待つ場合もあります。
何を:エビデンスを残す
PMIは、資格を取ったあとでも誰でも監査(Audit)の対象に選ぶことができます。そこで、PDUごとに少なくとも次のものは残しておくつもりです。
- 承認メール(上の最初のPDUのメールのようなもの)
- 修了画面や出席確認のスクリーンショット
- 日付、タイトル、主催者、取得したPDU
- 何を学んだかの2〜3行のメモ
- ボランティアは、いつ何をしたかの記録
いつ:締め切り直前にまとめない
60PDUを36か月で割ると、1か月に2もいきません(約1.7)。ところが最後の1年にまとめると、毎月5ずつ満たさなければなりません。そこで1年目と2年目にコツコツ積み上げ、3年目はWorking as a practitionerの申請と更新料の支払いで締めくくるつもりです。最後の12か月に60を超えたPDUは最大20まで次のサイクルに繰り越せるので、終盤に少し多めに取っても損にはなりません。
2026.07
PMP取得、最初のサイクル開始
7月3日にPASS
2026.08.31
最初のPDU活動:PMIのウェビナーを視聴
Why Some Projects Fail: The Sponsor's Role
2026.09.03
最初のPDU承認:1.00
Ways of Working 0.25 · Power Skills 0.25 · Business Acumen 0.50
2028.07頃
最後の12か月が始まる
ここから60を超えたPDUは最大20まで繰り越し
2029.07頃
最初のサイクル終了
60PDU+更新料(会員$60)
おわりに
PMPを取るのには7週間かかりましたが、維持は3年単位で続きます。短く濃かった7週間とは違って、これからの3年は細く長く続けていくつもりです。最初から読みたい方は、合格体験記の第1部からどうぞ。
次回は、PMPを取ってから実務で実際に何が変わったのかをお話しします。
次回:PMPを取って実務で変わったこと:資格よりも「話し方」が変わった
よくある質問
PMPの更新にはPDUがいくつ必要ですか?
3年ごとに60PDUが必要です。教育(Education)が35以上でなければならず、そのうちWays of Working、Power Skills、Business Acumenの各領域で8以上を満たす必要があります。Giving Backは最大25までしか認められません。
PDUは無料で取れますか?
PMI会員なら、無料のウェビナーやeLearning、ProjectManagement.comで教育PDUを積み上げられます。私の最初の1.00PDUも、PMIのウェビナー1本でした。支部のイベントは教育として、支部でのボランティアはGiving Backとして認められます。
60を超えたPDUは次のサイクルに繰り越せますか?
サイクル最後の12か月に獲得したPDUのうち60を超えた分は、最大20まで次のサイクルに繰り越せます。それより前に獲得した超過分は繰り越せません。
PMPの更新料はいくらですか?
会員$60、非会員$150です。会員なら更新時に$90節約できます。
Working as a practitionerとは何ですか?
資格に関連する仕事をしていること自体を、Giving Backとして認めてもらえる項目です。PMPでは1サイクルに1回、最大8PDUまで申請でき、Giving Backの上限25に含まれます。
参考資料
PMP取得後、仕事で変わったこと:資格よりも「話し方」が変わった
パート 12 / 15更新履歴
CCRのルール、最初に承認されたPDU、3年で60PDUを満たす計画。
- •CCRのルール、最初のPDU承認メール、タレント・トライアングルの領域別の年度計画を追加
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